自営業者の妻は不利

この年金分割制度は第3号被保険者のみに与えられた制度です。
ですから厚生年金に加入していない、自営業者の妻などはなんの恩恵も受けることが出来ません。

そもそも第3号被保険者制度は問題がある制度ではあります。
自営業者の妻は国民年金保険料を自ら納める必要がありますが、同じ専業主婦であってもサラリーマンの妻は国民年金保険料を納めないで、国民年金に加入していることになっています。

ですから自営業者の妻は自分で保険料を支払うことにより老齢基礎年金がもらえるようになるのにもかかわらず、専業主婦は保険料の負担が無しで老齢基礎年金を受給できて、その上、年金分割により夫の老齢厚生年金の半分を受給できるようになるのです。

まとめると年金分割が出来ても自営業者の妻は何のメリットも受けることが出来ず、今の熟年者たちは2008年以降の婚姻期間が短くなることから、それほどの恩恵は受けず、一番、今回の年金分割制度によってメリットを受けるのはサラリーマンの妻である専業主婦でしかも今の若い世代であるということがわかります。

年金分割制度によって離婚を考える熟年主婦が多くなってきているという声を聞きますが、受けるメリットを良く考えて、離婚すべきかしないべきか、しっかり判断する必要があります。

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